カクタスオイルの偽物?
先日、アルジェリアとモロッコを旅した女性からカクタスオイルについて質問をいただきました。
現地でサボテン種子オイルとラベルに表記されているものを購入したが、dababのオイルと比べると色や香り使用感が全然違う。。。
どの街の、どの商品が良いのか、わからなくて悩んでしまった。。。
とのお話でした。
以前にも書きましたが、流行ったり評判になったりすると、残念ながらどうしても登場する、まがいもの、質の悪いもの、薄めたものなどなど、さまざまな方法で稼ごうとする方々が道場します。( 本当に悲しい。。。)
心配なのは、販売者を信じて購入したのに、質の悪いオイルや本来の成分とは違うものによって、肌が荒れたり深刻なトラブルになってしまうことです。
先日、新たな原料を探しに海外の初めて訪れる工場を回った時に感じたのは「ナチュラル」という言葉の使いかたです。
「ナチュラルだから安全です。自然なものしか使用していません」
販売業者に自信を持って断言されると「そうなのかな。。」とこちらも先ず信じてしまう。
しかし香りや使用感を試し、パッケージの裏をしっかり確認するとナチュラル (自然の原料) ではなかったり、
まったく内容が違う製品だったりと驚くことが本当に多々あります。
(抽出方法や作り方などは、また別で説明しますね)
海外の商店街で、薬品の瓶に入ったオイルが並んでいて「あっ!サボテンのオイルだ!知らない生産者だけど買ってみようかな」地元の友人が「これはアジアから輸入しているよ」と教えてくれました。
よく見るとオイルの色は透明。サボテンオイルの特徴はありませんでしたので、そっと棚へ戻しました。
(フレッシュなサボテン種子オイルは美しいゴールドカラーです)
「カクタスオイル」の呼び名は、dababが使い始めた言葉で、社名にもしています。
まぁとってもあんちょこなんですが、、
カクタス→英語でサボテンのこと。
オイルのネーミングが当時なかったので、サボテンのオイルだから、カクタスオイルと呼び始め製品名にもしました。
カクタスオイルとは、実の種のオイルという意味で使用されることがほとんどですが、サボテンの茎から抽出するエッセンスや実の果肉を使用した製品も「カクタスオイル」入りなどと表現されます。
そしてサボテンの茎や果肉にも、人の身体に優れた効果が!
自然派、ナチュラルな原料で作られた化粧品が全ての方に有効というわけではありません。
植物の力が強すぎて使用方法を間違えたり過度に使用したりすると、肌にダメージを与えてしまう成分も存在します。
日本国内でも検査の通していない製品や、オイルに何かを混ぜた製品、安価な原料と混ぜ薄めたものなど、日本の薬事法を無視した商品は残念ながら存在します。(薬事法を取り締まる方も追いつかないほど多いらしい)
薬事法は、消費者 (お客様) にとって、難解なシステムです。
(もっと厳しく透明化するというウワサも!?)
グレーゾーン(認可されていない製品)とは知らずに使用してしまい、お客様の肌が深刻なトラブルになってしまった場合、元々法律を守らない販売業者は責任を取りません。
責任は購入された時点で、お客様自身が了承し使用されたという認識になってしまうこともあります。涙
保証のない製品を使用したことで、サボテン種子オイルも悪評、風評被害が起きてしまったら、私たちのサボテンオイルも嫌われてしまうんじゃないか。恐怖でしかありません。涙
実際「以前「サボテンオイル」 と書いてあった商品を使用して肌のトラブルになった。サボテンのオイルは使用したくない。」
というお客様にお会いしました。
後日、dababの製造工程の話を聞いてモロッカンカクタスオイルを使ってみたくなり、お試していただいたとのこと。
「最初は不安で、、腕から使用してみて大丈夫だったので、顔に使ってみたら、、とても良かった!」
とご報告をしてくださいました。
モロッカンカクタスオイルを肌で感じていただき、とても嬉しかったです。
モロッコのサボテンを育てている仲間に「モロッカンカクタスオイルは食べても大丈夫?」と聞いたら
「もちろん大丈夫!でも、もったいないし食べない。食べるより肌に使うほうが効果を感じるから」
口に入れても問題ないクオリティの高いオイルを化粧品に使用しています。
最終的にお肌と身体を守るのは、ご使用されるお客様ご自身です。
dababの製品は、原料となるサボテンの生産から販売する日本まで、すべての工程に携わり育て、開発し、製造しています。
自然からいただくものなので、毎年の雨量やお天気の様子などで香りも変化します。
( 天然の香りの変化も楽しんでもらえれたら嬉しいです )
たくましく、良質なサボテンが本来持つエネルギーをしっかりと感じていただける製品をお届けしたいと常に考えております。