ニゲラオイル そしてカームのこと

4月から7月にかけて可憐に咲くニゲラ (和名ニオイクロタネソウ) という花の種子から抽出されるニゲラオイルは、とても貴重で優秀なオイルです。正式名称は香辛料のクミンに形が似ていることからブラッククミンシードオイル、もしくはニゲラサチバ種子油と呼ばれています。

モロッコでは遥か昔、「このオイルは死ぬ以外、すべての病を治す」と預言者ムハンマドが話したと伝えられていて、民間療法で経口、塗布、嗅ぐなど様々な方法で、良薬として扱われてきました。

私自身、モロッコに通い始めた当初、仲間から手渡されて触れた最初の強烈な印象はまず、独特のヘヴィーな香りでした。いくら効果があるかもしれないけれど、この香りに慣れる日が来るんだろうかと思った記憶があります。それからちょっとした指の擦り傷や唇のふちの切れなど試しに使用を継続しているうちに、緩やかに炎症を抑えてくれる効果を感じることが出来るようになりました。

そうした中、大切な友人が、病院にも通っているのに症状が一向に改善されないアトピー性皮膚炎で、とても辛い思いをしていると聞き、このニゲラオイル (消炎効果) にミツロウ (天然のラップ) アルガンオイル (保湿成分) ワイルドラベンダー (香りの調整) シアバター (抗酸化作用) を配合したバームを祈る思いで手渡したことが、カーム (穏やかな) という名のバーム誕生のきっかけになりました。

試行錯誤を重ね配合を見直し全ての原料にこだわり過ぎて、バームも柔らかにとろける程、熱い思いが詰まっている、そんなカームを是非ご活用ください。